「どいてほしいの?」

「うん・・・」


「どうして?」




・・・・え、どうしてってーーーーー



「そんなに見られると。は、恥ずかしいし 起き上がれないから」




「ふ~ん・・まぁいっか」


そう言って、しいくんは私から離れた






ふぅ・・・・


「・・なぁ結梨亜」


「ん!?な、なに?」


思わずびっくりしてしまったーーーー





「お前なんで今日遅かったの?」


「え?あ~友達とケーキバイキングに行ってきたの。それで」


「ケーキバイキング? お前なぁ・・・太るぞ」


「だよねぇ~どうしよう!!10個も食べちゃったの」


「はぁ・・・・将来は豚だな」


「失礼な! 人は人よ」


「あはは。冗談だよ ごめんごめん」




そう言ってしいくんは、そっと私の頭を撫でた。


私はその時昔のしいくんを面影が見えた気がした-------