そう言って階段を上って部屋に入った。



・・ガチャ。






「おぅ、お帰り・・遅かったな。」


「え・・・・・・・」


私は、自分の目を疑った。 

こう見えても、目だけはいいのよ私(ピース)






・・・・・・バタン





だだだだだだっだだだっだ!!!!!


私はドアを閉め、勢いよく階段を下りた。



「ちょっとお母さん!お母さん!聞いて!私の部屋に知らない男の人が!」




「あぁ 言うのを忘れてたわ。今日ね、 浅野さん家族が来てご両親はまだアメリカにいなきゃいけないらしいんだけど。息子の椎南君だけは、日本に置いてくみたいなのよ~
だから、うちで預かりますって。そういう事だから宜しくね」






「うん ってンなわけないでしょ~!!」



一体どういうことなの? えっ椎南?椎南ってあの?



待って、落ち着け結梨亜! あなたは工藤結梨亜。
工藤家に、生まれて17年。冷静にクールに生きてきて悩みなんて何もないし、ちゃんと問題も解決してきたわ! 今回のなんて言うのかしら?どどどど同居?・・・みたいなものだって何とかして見せるわ!





よしっ。とりあえず、もう1回会ってみよう。


・・・・ガチャ。