「ゆ~りあ!」
「あっ沙弥。」
彼女は望月沙弥(もちづき さや) 私が一番信用する親友。決してお互いを裏切らない
ホントのダチなんだ。
沙弥は、前髪パッツンに内巻きショートヘアーが特徴的。
パッチリした目で、明るくてどんな無理なことでも引き受けてくれたり、
時々おバカなとこもあるけどちゃんと分かってる賢い奴なんだ。
「沙弥、どうしたの?なんかあったの?」
「今日一緒にケーキバイキングにでも行かない?」
「えっ今から?」
「うん。やっぱり学校終わりに行くケーキバイキングは格別だよ!」
「ん~・・・どうしようかな?」
「何か用でもあるの?」
「いや・・・ないんだけど・・・。るから・・・・・」
「え?なにゆりあ、聞こえないんだけど」
「・・・太るから!」
「・・・・・・っあははははは!!!ウケんだけど」
「そんなに笑うなし・・・・」
「ごめ~ん。 結梨亜からそんなこと聞けるとは思わなくてさ」
「え?なんで?」
「なんでじゃないよ~その細こい体! どこが太るっていうんだ~~!」
「そう?そうでもないと思うけど・・」
「そうでもあるの!! んじゃそういうわけで、行くわよ!」
どういうわけだよ・・・・。
PM7:00
結局、食べてしまった・・・。しかも、10個も・・・・。
「いや~食った食った!もう~食べられないわ」