それから会話はなく、俺はずっと結梨亜のことを見ていた。
これが、俺の初恋の人・・・・・
優しくて、明るくて、いじめられてても決してその顔から笑顔が消えることはなかった。
もしかしたら、隠れて泣いてたのかもしれない…
あのとき俺に力があったらーーー・・
幼いころの記憶が、再生される・・・
強い女・・・
「-----あの、しいくん。」
沈黙が終わったーーー
「ん?なに、結梨亜」
「どいて、もらってもいい?」
「どいてほしいの?」
イジワルしてみたwどんなこと言うのかなと思って
「うん・・・」
「どうして?」
さぁなんて言うのか・・