私を探してくれたんだ。



「もう、大丈夫だから。」



アンナが優しく頭を撫でてくれた。



「ハルト、もう止めろ!!」



エイジ君の声に私とアンナは顔を上げた。


そこにはハルトが3人を殴っているのが見えた。



「ハルトっ!!やめてっ!!」



私は無我夢中に走り、ハルトにしがみ付いた。



「サクラ、離せ!!」



「ダメ!!やめてっ!!」



タイミングよく騒ぎを聞いた先生たちが現れ、男の子たちは連れていかれた。


私はそのまま、ハルトと保健室に連れていかれた。