私は人にも酔い、今日は接触することを諦めたのでテラスに出る




さっき渡されたワインを一口飲み、空を仰いだ




ああ、綺麗




見上げた夜空は澄んでいてとても綺麗だった




「…お嬢さん、何をしているのかな?」




突然声をかけられ、振り向くと




憎い王子がいた




「…カイル王子」




「フッ、こんばんは 何してたんだい?」




「あ…人に酔ってしまったので空気を吸いに来たのです」