そして花嫁探しの舞踏会が毎晩開かれている




そう、今が王子を殺すチャンスなのだ




王子に自然に直接会える機会などそうそうない




だから、上手く王子に取り入り気が緩んだすきに




殺さなくては




私は重いドレスにナイフを忍ばせる




「まあ、程々にしろよ?」




「分かってるわ」




私は豪華な馬車に乗り込んだ