もう明広の事は考えたくない。


明日から講義も始まるし、履修する講義でも決めよう。


そう思いながら、私は鞄を開く。


そして、テーブルの上に講義要項と紙と筆入れを置いた。


筆入れの中から取り出したシャープペンシルを握りながら、講義要項を開く。