2人の間ではいまだに力の小競り合いが続いていた。



すごいな・・・


女子のくせにこの体力と力。



沖田は感心していた。



沖田はさっさと決着をつけようとひたすら攻撃を仕掛けたが寸前で止められる。


止められるだけでなく、すぐに反撃にかかってくる。




・・・このまま長期戦に持ち込めば俺の勝機は確実。


だが・・・



沖田は、上段構えで璃桜めがけて踏み切った。




それだと、楽しくないんだよな・・・!!!




沖田お得意の三段突き。




一回の踏切で3回のつきが繰り出される。




「あんの、馬鹿っ・・・!」



遠くで見ていた土方がつぶやいた。




女子相手になにも本気でやらなくても・・・!!



あれは、試合の一発目のやつよりも危険だ。



あれをこの試合で使うなど、どうかしている。