原田、永倉side
「くっそ、あいつ何処へ行った?!」
林の中を走り抜けながら永倉は今は見失ったアブリエルの姿を探していた
沖田たちと離れ、アブリエルを追いかけてきたのはいいものの、空を飛んで移動するアブリエルに走って追い付けるわけなく、ただ走り続けていた。
「ん・・・?」
あと少しで林を抜けるというところで、原田はあることが気になった
「なぁ新八・・・」
「どうした?」
おいおい、まじかよ・・・
走りながら青い顔をする原田。
「急ぐぞ、新八!!」
「は、どうし・・・っ!!」
どうやら永倉も気づいたようで顔を引き締めた。
町の方から逃げ惑う人々の声が聞こえた。
まさかアブリエルが町を襲っているのだろうか。
その可能性はなくはない。
でも、それには理由が見当たらない。
自分達から離れたあと、すぐに見つかる場所で騒ぎを起こすとは考えにくい。
なぜなら、すぐに自分達が駆けつけるのは目に見えているし、そうすればアブリエルはすぐに捕まってしまう。
そんなことをあの頭の良さそうなあいつがするとは思えない。
「くっそ、あいつ何処へ行った?!」
林の中を走り抜けながら永倉は今は見失ったアブリエルの姿を探していた
沖田たちと離れ、アブリエルを追いかけてきたのはいいものの、空を飛んで移動するアブリエルに走って追い付けるわけなく、ただ走り続けていた。
「ん・・・?」
あと少しで林を抜けるというところで、原田はあることが気になった
「なぁ新八・・・」
「どうした?」
おいおい、まじかよ・・・
走りながら青い顔をする原田。
「急ぐぞ、新八!!」
「は、どうし・・・っ!!」
どうやら永倉も気づいたようで顔を引き締めた。
町の方から逃げ惑う人々の声が聞こえた。
まさかアブリエルが町を襲っているのだろうか。
その可能性はなくはない。
でも、それには理由が見当たらない。
自分達から離れたあと、すぐに見つかる場所で騒ぎを起こすとは考えにくい。
なぜなら、すぐに自分達が駆けつけるのは目に見えているし、そうすればアブリエルはすぐに捕まってしまう。
そんなことをあの頭の良さそうなあいつがするとは思えない。