「やだ!飛鳥くんってば!」 乙葉がそう言って飛鳥の肩を軽く叩く。 さりげないボディータッチ。 二人で何の話をしているんだろう? 何に笑いあっているんだろう? 次々と疑問が生まれるけど、あたしの方まで話し声が届くことなく… 「きゃっ!」 とその時乙葉が何かにつまづいたらしく、転びそうになる。 反射的に乙葉を支えた飛鳥。 それが抱き合っているように見えた。