「あのね…実はあたしその夏祭り乙葉と行く約束してて」



こうすればきっと…



「だから乙葉もいっしょでいいかな?」



うまくいくよね。




さっきまで赤かった飛鳥の顔がもとに戻った。


「乙葉ちゃんと?何だそう言うの早く言えよ!それなら俺も、大樹誘うわ。」




「え?あ、うん。わかった。」


そうだよね
女の子に男の子一人はきついよね。


でもあたし、大樹くんと話したことないんだけどな…




「つーことだから、それ乙葉ちゃんにも言っとけよ?」