「樹熱あるよ!?早く寝て!あたしが看病してあげるから!」



「結衣~どうしたんだ~?」



「慎!樹あるの!だからベッドまで運んで!固まったまま動かないの!」



「は?樹熱あんの?俺にまかせろ!」




そう言って慎は樹をベッドまで運んでくれた。


いつもは喧嘩ばっかしてるけど


2人共本当は優しいんだよ。




「慎、ありがと!あとはあたしがするから慎はソファで寝てくれる?この部屋にいたらうつっちゃうから。」



「結衣がうつっちまうだろ!?」



「あたしはいいの。今は力使えないし戦いがおきてもどうせ戦えないでしょ?でも慎は守りとして戦えるんだから体調万全じゃないとダメだよ!!」



「…分かった。でも!無理だけはすんなよ!?」



「うん。分かってる…。おやすみ。」



「あぁ…おやすみ。」




ばたん