「樹~慎~お風呂開いたよ~!」
そんときちょうど結衣が風呂から上がった。
でもなんか様子が変な気がする…。
無理矢理笑ってるな…あれは。
「!慎から入れ。」
「へ?いいのか?じゃんけん樹が勝ったのに…」
「いいから!さっさと入れ!」
「んじゃ、遠慮なく~♪」
俺は慎が風呂に入ったのを確認してから
結衣をぎゅっと抱きしめた。
「ひゃっ!樹?急に何?」
ほら。いつもなら殴るのに今は殴ってこない。
何かあったんだ。
風呂に入る前は大丈夫だったから風呂の中で何かあったんだな。
何か嫌なことでも思い出したのか?
「結衣。何があった?」
【樹side終】