「樹くんは、どうやって結衣を助けてくれたの!?昨日。」



「すいません…言えないです。」



「そう…でも、結衣を助けてくれてありがとう。感謝してるわ。」



「ありがとうございます…」



「じゃあ、布団用意してくるから結衣と話しててね?」



「は…はい。」



「樹?何か、ごめんね?」



「なんで、結衣が謝るんだよ?別に、めんどくせぇとか思ってねぇし!」



「思ってるんじゃん…」



「まぁな♪」



「結衣~?ご飯出来たから運ぶの手伝って~」



「はぁい。」



その日のご飯は、なんでか赤飯だった…



「卯女ちゃん…なんで、赤飯?」



「え?だって、結衣が男連れてきたから!お祝いの時はいっつも赤飯じゃない!」


「あたしが男連れてきただけで、お祝いになるの?」



「だって、男嫌いの結衣が連れて来たんだもの。奇跡よ♪」