樹は、イケメンな樹に戻った。これには、お母さんも驚いている。

昨日、あたしを助けた人でもあるしね?



「お世話になります!黒魔 樹です。」



「こ…こちらこそ、結衣をよろしくね…?」



「分かりました。」



「ちょっと、結衣!この美男子、昨日結衣を助けてくれた子じゃない!?それに、さっきと全然違うじゃない!」



「今日、学園に転校して来たの!それに、学園ではあの格好してるんだよ。女子避け?」



「女が嫌いなんです!」



「あら?なんで?」



「母親に捨てられたから…ですかね?」



「あ、ごめんなさい?」



「イイですよ?でも、結衣の家族はみんないい人そうなので嫌いじゃないですよ?」



「そう?あ!私は、結衣の母親の美波で…さっき出迎えたのが、祖母の卯女ちゃんね?あと、敬語なしでいいから!玄関で話すのもあれだし、リビングで話しましょ?」



「あ!はい!」



あたしたちは、リビングに移動した。