「この世というか、僕の世界には君は必要だよ。君がいなければ、僕の世界に言葉はなかった。」

「・・・優しくしないでよ。っひ、っふ、泣いちゃうじゃんか・・・。」

ああ、のども心も、全部痛い。


――――
そして、今日は控えてた太極拳披露式。

山田君も見に来てくれてる。


静かな曲に合わせて、動く。

私のひらひらチャイナ道着も動く。

集中して時が過ぎると、山田君の席に駆け寄った。

山田君は、絵を描いていた。
しかも本格的に・・・。