「いや、いいのよいいのよ!だっ、私丈夫だし。見てよ!この筋肉!作り上げてきたのよー・・・。って、違うか。」

何言ってんの私!!

早く腕しまえ!!

腕しまえって!

「っふ・・・。っ、っひ、っ・・・。」

目の前では初めて見るもの、山田君の笑顔が映っている。

「そ、んな。こらえないで、ちゃんと笑ってよ。なんか、痛い人みたいじゃん!!」

「だっ、おかし過ぎて・・・。っふ、っはは。」

笑ってても、結構可愛くて、かっこよくて。

顔を暑くさせる君は、天使のような悪魔のような。