隼人が不安にかられてる



…ということも知らずに、惺來は隼人のことを考えていた



その間、一切食事を取らなかったからいい加減お腹が空いてきた



ガチャ…



2日ぶりに、扉が開いた



部屋から出てきた惺來は、少しやつれていた



部屋の前に待機していたサーシャは、安堵のため息を漏らし



「お食事をご用意いたします」



と一言言って、惺來を部屋に戻した




















その翌日…



2日間学校を休んだ惺來に、男子も女子も声をかけてくる



惺來が学校に来てくれて、安心した隼人であったが



惺來も隼人も、お昼休みまで一切言葉を交わさなかった



「なあ、ちょっと話があるんだけど…」



先に話しかけたのは隼人の方だった



惺來はコクリと頷き、隼人の後ろについて教室を後にした