～隼人side～

桜井さんかたら電話があった後、自分でもいろいろ考えてみた



自分が言った言葉を思い出し、惺來にキツイ言い方をしたことを今更後悔した



明日、惺來に謝ろう。にしても、何で俺…あんな言い方したんだろ?



惺來に怪我をしてほしくない…という気持ちと怪我をさせた犯人などと、影で惺來のことを囁かれたりするのがイヤだった



ただそれだけ。



しかし、先程惺來と話した時、気持ちばかり焦って…思ってもいないことを色々言ってしまった…



何だか、今までに感じたことない気持ちだった…




























―翌日―

惺來は学校を休んだ。



俺が想像していた以上に、惺來は傷ついていたのかもしれない



その日の隼人はさわやかさがまるでなく、暗い面持ちだった





















そしてその次の日も、惺來は学校に姿を現さなかった




隼人の頭の中は惺來のことでいっぱいで、授業など全く聞いていなかった



不安にかられる…



このまま、転校していってしまうのでは!?



マイナスなことばかり考えてしまう



早く、アイツの顔が見たい…