~惺來side~

私はなぜか、とても不機嫌である



こんな風に怒ったことなんて、一度もなかった…



何で?何で隼人は怒ったの??



ベッドに横たわり、惺來はゆっくりと隼人が言った言葉を思い出す…



しかし、思い出せば思い出すほどイライラするし、あの女子4人がムカつく



何だろう、この気持ち…



隼人はいつも惺來に優しい。



惺來は、そのことを口や表情には出さないが、嬉しかった



しかし、今日の隼人は何か違った。



きっといつもだったら…



「大丈夫か?怪我してないか?」



って、余計なお世話ってくらい心配してくると思った



しかし、今日は惺來の事は何も聞かずに、あの4人の女子のことしか言わなかった…



自覚はしていないが、このことが原因。



惺來のイライラの原因はここにあったのだ



これも嫉妬…



でも、そんなことに惺來が気づくはずがなかった

























それから2日間、惺來は食事もとらずに部屋に篭った…