「あの、何ですか?」



しかし、返答はない・・・。



無視ですか・・・。もう戻っていいかな・・・



「よし、宝城院。この問題を解いてみろ。そうしたら、さっきの事は見逃してやる。」



と、力試しなのか人前で恥を掻かせようとしているのか・・・



普通の人なら解けないであろうこの問題。



しかし、惺來には簡単な問題としか捉えられなかった。