いきなりのことすぎて、
わけわかんなかった。


メールも電話も返ってこない。


なんで?急に。

あたし、なんかした?

まじわけわかんない。


連絡とれなくなって1ヵ月、
諦めかけた頃だった。



〜〜〜♪♪



秋野からの電話だった。


「…なにやってたの?」


「………おう。悪い」


彼女に
あたしの存在がばれて、
あたしとはもう連絡とれないっていう話だった。


「やっぱ結局遊びだったんだ!むかつく!好きとかも、全部嘘だったんだ!うそつき!」



最初っからわかってたはずなのに。

秋野には彼女がいるってわかってたのに。

秋野があたしじゃなくて、

彼女を選ぶのはわかりきってたことなのに。

あたしは本当に秋野が大好きだったし、

秋野も好きって言ってくれたし。

でも、ぜんぶ。

あたしのいいように解釈しすぎてたんだね。




「おまえのこと、好きじゃなかった訳じゃないから。遊びとか、思ったことはない。それは信じて。いつかおまえが許してくれたら、飲み行こーぜ。ごめんな」


そう言って、
あたしたちは終わって、
あたしは、
ますます秋野のこと
忘れられなくなった。