「はぁ、はぁ、はぁ…まいたな」
ジノが振り返る
「いったい何だったんだ?」
エドが地面に倒れ込む
「あんなにファンがいるなんて…芸能人になれちゃうね!」
笑うレイ
「冗談じゃねーよ」
地面に座るジノ
「あの2人うまくいったかな?」
「シンなら大丈夫よ」
「ほっとけ、ほっとけ」
空を見上げるジノ
レイも空を見た
「キレイな夕日だね」
「なんで空が赤くなるか知ってるか?」
ジノが2人に問いかけた
「知らない、なんで?」
エドがきく
「太陽が照れてるからだよ」
はにかむジノ
「何言ってんの?」
「メルヘンの世界か?」
不思議そうに見つめる2人
「だからお前らダメなんだよ」
そう言ってジノは立ち上がった