昼休み学食へ行くとレオナが1人でご飯を食べていた

そこへシンがそっと隣に座った

驚くレオナ

「1人で食べてんの?」

シンが微笑む

「ううん。さっきまで友達いたんだけど、用事があって先に戻っちゃったの」

「そ。俺なら待つけど」

「私、食べるの遅いから用事に間に合わなくなっちゃうといけないし。だから先に行ってって私が言ったの」

「そっか。」

「灘木くんは?今日は1人なの?」

「あぁ、もうちょっとしたら来ると思うけど。アイツらに用事があったから置いてきた」

「待つんじゃなかったの?」

笑うレオナ

「アイツらは待たないよ。アイツら自由人だから。待ってたら疲れる」

「そっか」

「なぁ今日、暇?」

「ん?今日?…多分、暇」

「そ。多分暇なら、クレープ食べに行かない?」

「クレープ?」

「嫌い?」

「ううん。大好き!」

「じゃあ、行こ」

「いいの?私なんかで」

「レオナが良いから誘ったんだけど?」

照れるレオナ

「じゃあ、放課後」

「うん。」