屋上に繋がる階段にレオナがちょこんと座っていた

少し落ち込んだ様子だったがジノに気づきパッと表情を変えた


「やっぱり来た」

レオナが睨む

「なんだよ、お前」

ため息をつくジノ

「なんでホームルームが始まる前に屋上に行くの?」

「関係ねーだろ?」

無視して上がろうとするジノ

腕を掴むレオナ

「あーッ、もう!またかよ!」

「そんなに嫌ならちゃんと教室に居てよ!」

「だから、お前には関係ないだろ!」

「関係ないわよ!でも、嫌なの!!」

「見過ごせないポリシーだっけ?プライドだっけ?」

「そうよ!」

「そうだとしても、俺のことはほっとけ!」

その瞬間、レオナの顔が曇った