翌日

レイはジノが教室にくるのが待ちきれず廊下でワクワクしながら待っていた


数分後、レイの位置からジノの姿が見えた

駆け寄るレイ

しかし、1人のファンがジノの腕を掴んだ

足を速めるレイ

「お願いちょっと来てよ」

腕を掴んでいる女の子がジノを引っ張る

レイが「離しなさいよ!」と言おうてした瞬間、ジノが強く女の子の手を振りほどいた

女の子はその力で転んでしまった

ジノはそんな女の子には目もくれず、裾をさっさと払い教室へ向かった

レイはボーっと立ち尽くしている

「どうした?」

レイに気づいたジノが話しかける

「…一緒だ…」

ボソッとレイが言った

「なに!?聞こえねーよ」

ふと我にかえったレイはクルッと方向を変え走って教室に戻っていった

「…なんなんだ?」