笑うエド

そんなエドを小突くレイ

「それはお前だからだろ?」

「そうだよ、レイだから強く振り解けるんだよ」

「…あたしだから?」

「そう、心を許してる仲間のお前だから遠慮なく強く振り解けるんだろ?」

「そうそう、ある意味ジノの愛情表現ってやつ?」

顔がほころぶレイ

「そうなのかな?」

「そうに決まってんじゃん!」

「そう…よね!!そうなのね!!」


そしてレイは笑顔で帰っていった


「単純だな」

「なんで、ジノに惚れるかな…俺を好きになれよー」

エドがうなだれた

「お前の気持ちは当分、届かないな」

笑うシン


エドの後ろ姿からは哀愁が漂っていた