ジノはさっさとバイクに乗り帰って行った


シンとエド、レイがトボトボと歩道を歩いている

「絶対、おかしい!」

レイがふと叫んだ

「なんだよ、急に?」

エドがびっくりした様子でレイを見る

「ジノよ、ジノ!」

「は?」

「もう!!あんなのジノじゃない」

「あんなの?」

シンが問いかけた

「ジノは女の子にも冷たいのよ!なのに、レオナには優しいわ!!」

「どこが?」

「腕を捕まえられてても振り解こうとしてなかった!」

「してたろ」

「ううん、強くはしてなかった!!」

「そりゃ一応、女子に対してジノが配慮したんだろ?」

「そんなわけない!!」

「なんで?」

「だって私の時はなんの躊躇もなく、強く振り解くもん!!」