「楽しくなかった?」

「あぁ、全く」

レイの顔が明るくなった

「本当に?」

頷くジノ

「でも沢山話してた…」

「あっちが話してくるからそりゃ、話すだろ」

「じゃ、イヤイヤ?」

「あぁ」

レイが立ち上がりジノに抱きついた

「良かった!」

「離せ」

「あ、ごめん。」

照れながら離すレイ

「ごめんね、ジノ」

「別にいいよ」

そう言ってジノは立ち上がった

「どこ行くの?」

「ダルいから帰る」

「じゃぁ、あたしも…」

「お前は授業に出ろ」

「えー!」

「ついてくんな」

そう言ってジノは帰って行った