なんなんだよ、あの女!

ジノはイライラしながら再びベンチに寝転がった

ユナに似てるからって調子に乗りやがって!

…アイツはユナの存在を知らないか

とにかく、調子に乗ってやがる

俺に向かってあんな口を聞きやがって!



イライラしすぎてジノは眠れなかった



「ジノー!」

レイの声で起き上がるジノ

「なにしてんだ?」

「何って、ジノのお腹大丈夫かなぁって心配になったから」

テヘッと笑うレイ

「心配なんていらねーよ!」

ついイライラで返してしまった

「どうしたの?何かあった?」

「…いいから授業にいけよ」

「いや、そばにいたいの!」

レイがジノにしがみついた