ジノは再びベンチに寝転がった
じーっと空を見つめていた
すると視界に転入生のレオナが入ってきた
ジノは慌てて飛び起きた
「ははっ…そんなに驚くような顔してる私?」
微笑むレオナ
微笑むと尚更ユナに似ている
似ていると言ってもこの歳になるユナを知らないから分からないけど、きっと成長したユナはこんな顔をしているはずだ
レオナの顔を見るとユナの面影が見える
「…私の顔になんか付いてる?」
気がつくとボーっとレオナの顔を見つめていたジノ
「あ、いや………てか、何かよう?」
顔を背けるジノ
「え?あぁ!そう!!午後の授業始まるよ!」
ニカッと笑うレオナ
ますますジノにユナを思い出させた
「…あっそう」
ジノはベンチに再び寝転がった