裏口から逃げたエドとシンは暗闇の街をブラブラ歩いていた


「なぁ、どうゆう意味だよ」

エドが立ち止まった

「ったく、お前何にもしらねーのか?」

「え!?」

「アイツは昔から喧嘩やら何やらで何回も捕まってんだよ」

「えっ!?」

「でも、いっつも書類書いて終わり」

「終わりって!?」

「家に帰れるってこと」

「まぢで!?」

「アイツの父親が裏で手ぇ回してっからジノは捕まったりしないんだよ」

「そうだったのか…」

「そう、秘書が来て書類書いたらアイツは自由なんだよ」

「なら安心だな。しかし、金持ちっていいな!」

「…あぁ。でも、だからアイツは駄目になったんだろうけどな」

「え…?」

「何でもねー。帰るか!」

「おぅよ!」