怒声、ガラスの割れる音などが店に響く

気がつくと近くでサイレンの音が聞こえていた


「やべ、行くぞ」

男たちは急いで裏口から逃げていった

「俺たちも、急ごう」

エドがそう言うとジノは転がったソファーを元に戻し、ドスっと座った

「何やってんだよ、ジノ!」

エドが急かすもジノは平然と煙草を吸い始めた

「おい!」

「逃げるの面倒くせー」

「なに言ってんだよ!」

「…エド、行くぞ」

「は!?ジノは?」

「いいから、行くぞ!」

「でも!」

ゴチャゴチャ言うエドを引っ張って連れ出すシン

「シン、ジノを置いてくのか!?」

「あー、うるせーな!アイツは大丈夫だよ!!」

「え!?」

目を丸くしシンに引っ張られるままに進むエド