「滝山くんってお酒強いんだね」
左隣の女の子が話しかけた
「私の名前、桜花ってゆうの」
「オウカ?変わった名前だな」
「うん。よく言われる」
微笑む桜花
「滝山くん…はい。」
空になっていたグラスにお酒を作り手渡す桜花
ジノは受け取り一口飲んだ
「美味しい?」
「あぁ。なに混ぜた?」
「ふふ。なんだと思う?」
「さっさと言えよ」
「もぅ!!つまんないじゃん」
可愛く頬をプーッと膨らます桜花
面倒くさい女と思いながらジノは煙草を取り出し口に加えた
すると直ぐに桜花がライターを取り出し火をつけた
「お前、キャバ嬢?」
煙りを吐きながらジノが訪ねた
「気になるの?」
「別に」
ふっと微笑む桜花
「キャバ嬢じゃないよ。気が利くだけ」
「あっそ」