「ジノの馬鹿ー!」

後ろからレイの叫ぶ声が聞こえたがジノは振り返らなかった


ジノはバイクに跨り颯爽と帰って行った





ジノは家に帰ると直ぐに自分の部屋へ入った

ベッドにドサッと寝転がったジノはボーっと天井を見つめている

しばらくすると携帯が鳴った

音で我に帰ったジノは携帯を手にとった


「…はい」

『ジノ!集合時間に遅れるなよ!!ってか俺が迎えに行くから!!』

「迎え?」

『兄貴の車借りたんだよ』

「あっそ。だったら運転は俺にさせろよ」

『あ?あぁ、どっちでもいいぜ』

「で、何時に家にくんだよ」

『えーっと、7時だな』

「遅れんなよ」

『遅刻なんてしねーよ!俺はA型だぞ!!』

ジノは返事をせずにプッと電話を切り携帯を頭の隣に置いた


そしてジノは7時前まで寝ることにした