「じゃ、俺たち食堂いくけど?行かねーんだな?」
「あぁ、行かねー」
「うっか。あっ!!今日の合コン忘れんなよ!!」
エドがニカッと笑ってジノを指差した
「合コン?」
「メールしたろ?」
「あ、あぁ…あれか」
「シンも、忘れてねーだろーなー?」
「忘れねーよ、お前が毎日言ってくんだから」
シンがため息をつき笑った
「今日の合コンは!めっちゃ綺麗どころを集めた自信作だよ!気合い入れろよ!…ジノはあんま入れんなよ」
「わかったよ、わかったから食堂いけよ」
ジノはシッシッと手で2人を追いやった
屋上に1人になったジノはベンチから立ち上がりフェンスに近寄り、下の校庭に咲いている桜を見つめ煙草の煙をフーッと吐き出した
その横顔はどこか寂しそうな表情をしていた