街の中心にある公園で小1の男の子と女の子が楽しそうに遊んでいる


「ジノーッ」

女の子が男の子の名前を呼びながら追いかけている

「ユナには捕まんないよ」

男の子が女の子に意地悪そうに、でもどこか暖かく微笑む



そんな光景から二時間も経つとだんだん日が沈み、空が茜色に染まっていった

そんな中、2人はブランコに乗っていた


「ジノ、何で空は赤くなるんだろうね?」

「さぁ…なんでかな?」

「恥ずかしいのかな?」

「え?」

「恥ずかしいから赤くなるのかな?」

「人間じゃないからなぁ…」

「もぅ!ジノは夢がないね」

「そうかなぁ?」

「そうだよ」

そう言って女の子はブランコから降りた