ゲームは1時間くらいで終わり、私はりなと学校を回っていた。
「ね、さっき大丈夫?めっちゃ痛そうだった!」
「ぁー…大丈夫大丈夫(笑)そんなにたいしたことないから。」
さっきの出来事のことに触れられると、ぶつかった子にまた会いたくなる。
不思議だな。なんでだろう。
「ぁ、やばい!もうすぐでチャイムなるかも!」
「ぇ、まじ!?早くいこ!」
私はりなの腕を引っ張りながら教室へと戻った。
息をあげながら入った2人を先生が見て、「廊下は走っちゃだめよー!」って言ってきた。
この日は1時間で授業が終わりだったので、あかりと一緒に帰った。
他のクラスになった友達も、いるんなことを話してくれて嬉しかった。
でもその時の話なんかまったく耳に入ってこなくて、入ってくるのはさっきぶつかった男子の声だった。