学校についた私たちは、一目散にクラス表へと走った。
「また1組かぁ…」
クラスが1組しかなかった私たち、今までも1組だったのに…
と、少し残念だった。
「りんちゃん!クラス、一緒!!」
「うそ!!やったぁ(笑)」
1組だったのは残念だったけど、同じ小学校の人がいて、さっきの不安が一気にとれていった。
「一緒に教室行こ♪」
にこっと笑った彼女は、人前が苦手だけど、元気なあかり。
「うん!」
1年生の教室は最上階の4階。
今日は入学式だから荷物は軽いけど、明日からは重い荷物で上がらないといけないから、正直言ってめんどくさい。
「置き勉しようかな…」
「ぇ?なんか言った?」
「ううん、なんでもない!」
いつの間にか4階に来てた私たち、目立たないかな。っていう心配をして、ドアを開けた。
教室に入った瞬間、みんなの視線が一気にこちらへ向いたけど、すぐ視線は戻っていったので、緊張感とかは無くなった。
「なんか…見たことない顔が教室にいるって不思議だね(笑)」
「そうだね。…でも新鮮でいんじゃない?(笑)」
ほんとに…新鮮だ。