「そーそ。
そんでね。

それが、
俺が思ってた解釈とは
正反対だったから


驚いたって話なんだよ。」



「解釈??」




「白鳥の歌」を
しってから 、


俺はすごく
綺麗な歌だなぁって思ってて、


古典文法を無視して、



俺なりの想像で、



勝手に解釈してた。





「皆はね。先生がいった≪白鳥は海や空の青にどっちつかずで染まりきれずに一人ぼっちで寂しい≫っていう説明に納得してたけど、





むしろ、
俺が白鳥なら、


空の青にも
海の青にも



どっちにもつきたくないなぁって



思った。





白鳥は一人ぼっちが悲しいんじゃなくて、


白鳥は自分が一人を選んだんだよ。



だから悲しくない。



むしろ、
そんな風に生きれたら
俺は誇らしいと思う。




海の青は所詮海の青で・・・


空の青は所詮空の青だから・・・





白鳥が、


空にも
海にも着かず



自分だけの色で


孤独に打ち勝って、



空と海の間を



うかんでるんだとしたら、



きっとどっちつかず、
じゃないんだよ。



もし一人で生きると
選んだとしたら、



自分の色で生きれてて、

すごく綺麗な鳥だよ。



牧水サンの生涯と古典文法を
完璧に無視した俺なり白鳥論・・・。」