「な、何!!?」


近ッ!


間近で見ると、
やっぱり顔綺麗だなぁ。


それでも、
変態には心を許すマジ!!


「ていッッ!!」


私は王子の頭を
思いっきりたたいた。



「・・・痛い・・・。」
「知るか!で、今のは何!?」

私が訪ねると、
変態王子は、
表情一つ変えずに、
淡々と口を開く。



「だって顔色が悪いから・・・」



≪それはアナタのせいです≫っていったらこの人どんな顔をするだろうか?


きっと無表情に決まってるけど・・・。




「んー。じゃあ、はい。あげる。」
「はぃ・・・?」


王子はポケットから取り出したチュッパチャップスを私に手渡した。



「ご飯はちゃんとしたものを1日3食食べなきゃだめなんだよ。
あとそれはあくまでも食後用だよ。主食じゃないんだよ。」


・・・・ボケか?

やっぱり無表情だけど、
声のトーンが下がっていた。





心配されているのだろうか??





これは別に、
私を馬鹿にしているわけじゃなくて、
もしかして・・・・・・これが素???




天然か!?