時計を見るともう5時…



…もう帰ろっかな。


誰もいない家に。



私は荷物を鞄に入れてドアを
開けようとした。


すると、私が開ける前にドアが開いた。



『!!』


私がびっくりしていると、目の前に
いる男は私に言った。



『…泣いてたんだろ?』



『な!泣いてなんかない。』



『目真っ赤だし。涙溜まってるけど?』



なんなの…この人。