『そうだったんだ。あのね一平くん、
話変わるけど私の名前ね、
恋梨っていうんだけど恋って漢字で入ってるのに、
まだ一回も恋したことないんだ。
ってこのこと人に言うの初めてなんだけど。
だけど一平くんは、恋をして、
自分の好きな人に初めてをあげられたじゃん?
ヤマリカの気持ちはわかんないけど、
これでよかったんじゃないのかな?なーんて。』




恋をしたこともない私がこんなことを言って
しまってよかったのだろうか。



『ダナガザン、マ゛チ゛であ"り゛がどう゛。
しかもそんな大事なこと俺に話してくれて~。
めっちゃいい人じゃんかー。
ダナガザンもぎっどいい恋でぎるがら~』




『一平く~ん、泣かないでよ~。ほらティッシュティッシュ。』