一平くんと、私が、同じ気持ち・・・
いつから?嬉しい。

『はい。ヒック、お願いします、、』

涙がこぼれてきた。

一平くんと話すようになって、
一平くんに、恋をするようになって、
泣いてばかりな、私。


『田中さん、俺、あんまり
田中さんのこと、泣かせないように
するから。あと、理香とのことも、
もう、なんでもないから。
ただ、理香のこと、嫌いにはなれない。
あいつも、いろいろあるみたいだから。
でも、田中さん。これだけは知ってて
俺が、世界で一番好きで、世界で
一番大事にしたいのは、田中さんだから』

告白ってよりも、プロポーズみたい。

『一平くん、私も大好きだよ。』

一平くんの顔が真っ赤に染まる。

『よっしゃ~!本当は観覧車の
なかで言おうと思ってたんだけどね、
田中さんが逃げるからさ。』

『だって、一平くんはまだヤマリカのこと
好きだと思ってたんだもん。こないだも、
ショッピングモールで二人でいるの
見ちゃったしさ、』

と言って一平くんの顔を見上げる。