映画は、うん、とってもとっても
面白かった。
うん、だけどね、隣の一平くんの
ことが、気になって、気になって、、、
ヤマリカと、きたらよかったじゃん。
なんで、私ときたの、?
映画も終わり、時間は12時をとっくに
過ぎていた。
『田中さん、どっかでご飯たべない?』
本当は、今すぐにでも帰りたい気分
だった。
でも、本当は一平くんと、もっと
一緒にいたい、と、思っている
自分もいる。
『じゃあ、ご飯だけ。』
一平くんとファミレスで、
オムライスを食べる。
二人っきりで、ご飯なんていいのかな、
私は一緒にいたい、でも、ヤマリカは?
こんなところ、ヤマリカに見られたら、
一平くんが誤解されてしまう、
一平くんが、また、好きな人から、
捨てられてしまうのを見るのはごめんだ。