-亮介side-

なんやあいつ。

俺に文句言うてきたで。

しかも、リオ、表情がなかった。
なんていうんかな。
無表情で、冷酷で、闇に染まった目。

どこかで見たことあるような、ないような。

そんでも、髪の毛と目は違った。

「なぁ~、龍。
俺、リオ気に入った。
仲間にしたい。
なんとなく、リオを救ってやりたい。」

そう言ったら、みんなは。

「すうですね。
なんとなく、わかります。
その気持ち。
俺も、賛成です。」

「・・・ふっ。
あぁ、そうだな。」

龍が、笑った!?
てことは、気に入ったってことやな!

「ホンマか!?
龍!
やった~!
うれし~!!」

そんでも、残りの奴はどうすんねん。

「俺も賛成~♪」

蓮斗は、オッケー貰ったけど
問題は、紘やな。

「・・・・。
俺は、却下だ。
女がいる時点で終わりだ。」

やっぱりな。

「そんでも、リオを仲間にしたい!」

「俺は、い・や・だ。」

くそ~。
こうなったら、龍に頼もう!

「龍~。
なんとかしてくれよ~。」

ダメもとで、言ったら、

「わかった。」

早くもオッケーを貰えた。