「っもう!菜々はネガティブだなー!!」

裕香がポジティブ過ぎるだけでしょっ!

「あたしはネガティブでいいのー、元からネガティブだし。」

「そーかな?」

唯十がいきなり入ってきてビクッっとし、その反応を見た唯十が肩を震わせ笑う。

すぐ笑うのをやめ、真っ直ぐな目で
「俺、菜々は本当はネガティブじゃないって…知ってるよ?」

…ドキッ…

そんな真っ直ぐな目で見つめられたら…ドキドキするじゃん…

あたしの赤面を見てまた唯十は笑いだした。

「わ…笑うな!」

必死に訴えても唯十は笑う

…笑うなら拗ねてやるっ

プイッとそっぽを向くと
「拗ねた? ごめんな」

と頭を撫でてくれた

唯十…手おっきいな…

しかも…金髪が似合ってて…ピアスが似合ってて胸キュンする…

ぽー…っと唯十を見ていると

「俺に惚れた?」
と悪戯っぽく笑う唯十

その様子を見た裕香が
「さすがバカップル♪」

「カップルじゃない!」

揃ってそう言った