―王子様―…。

ずっと夢見ていた…。

いつか白馬に乗った王子様が迎えに来てくれるんだって…。

でも、もう高校2年生になってそんな事は忘れかけていた…。

「…みや…月美野!」

「は…はい!」

先生に名前を呼ばれビクッとする

「しっかり集中しなさい。」

「…はい…。」


月美野 菜々ってゆうのがあたしの名前。

かれこれ高校2年生になったものの彼氏いない歴=年齢になっている。

あぁ、王子様〜いい加減現れて〜!

もういっそう妄想の中で彼氏を作ろうかとも思ってしまう。

だけど妄想じゃやっぱり物足りない…。

かと言ってモテる訳じゃあるまいし…逆に地味でモテない…。