池内が行ったあと、
「耕平くんてもしかして…」
呆然と立ち尽くすあすみ。
「え?何?」
固まっているあすみに聞くととんでもないことを言い出した。
「圭くんのこと好きなの…!?だとしたらあたしとんでもないライバル…」
…何を言い出すんだ。
さすがの俺も苦笑い。
“祭りんとき泣きながら安藤が好きだって言うから”
ふとさっきの池内の話がよぎった。
『あのとき俺を思って泣いたのか…』
そう思うと愛しくなって思わずあすみを抱き寄せた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…